興福寺
1300年の歴史に触れられる世界遺産の寺院
興福寺は710年に平城京遷都が行われた際、飛鳥の厩坂寺を藤原不比等が移してきたものです。創建以来藤原家の氏寺として栄えてきたものの、1180年の南都焼討ちの際に多くの建物が焼失。現在は創建時の様子を踏襲する形で再建されており、往時の建物や建築技術を伺いながら伽藍の散策ができます。敷地内には五重塔や南円堂、三重塔といった国宝の建築物が多数。また国宝の仏像を多く展示する「国宝館」もあり、歴史深い貴重な至宝を見学することが可能です。
基本情報
- 住所
- 奈良県 奈良市 登大路町48
- アクセス
- 近鉄奈良線近鉄奈良駅から徒歩5分
- 駐車場
- 駐車場 あり
アクセス
奈良県 奈良市 登大路町48
周辺のスポット
奈良国立博物館
奈良公園の一角に位置する奈良国立博物館は、国内で2番目の国立博物館として1895(明治28)年にオープンしました。本館となる建物は県内最初に建てられた本格洋風建築でもあり、玄関まわりを中心とする細やかな装飾が圧巻。館内には飛鳥時代~鎌倉時代までの仏像や経典をはじめ、約1,800点もの美術品や考古遺品を収蔵、展示しています。東大寺や春日大社といった奈良を代表するスポットに隣接しているので、周辺観光の合間に立ち寄るのもおすすめです。
興福寺から427m
ならまち
世界遺産「元興寺」の旧境内を中心とするエリア、ならまち。平城京の「外京」として発展して以来、時代に合わせて様々な役割を担ってきた歴史深い街です。現在も江戸時代末期から明治時代にかけての面影をとどめており、古い町屋が並ぶ情緒ある通りにカフェやショップなどの見どころが点在。この地域ならではの格子戸が並ぶ趣ある街歩きスポットとして観光客にも人気のスポットです。
興福寺から584m
元興寺
元興寺は平安遷都の際、飛鳥の法興寺を移して718年に創建された寺院です。当時は東大寺や興福寺とも並ぶ大寺院で、南都七大寺のひとつとして栄えました。平安時代には一時衰退したものの、浄土信仰の隆盛にともない極楽堂内の智光曼荼羅が篤い信仰を集めるようになり、民間信仰の寺院として多くの人々に親しまれました。現在見られる伽藍は創建当時の一部分ですが、鎌倉時代に再建された極楽洞や禅室をはじめとする国宝の建造物が残っており、かつての威勢を偲ぶことができます。
興福寺から588m
奈良市ならまち格子の家
奈良市の南東部に位置する奈良市ならまち格子の家は、地域の伝統的な町屋を忠実に再現した観光スポットです。格子が特徴的な木造2階建ての主屋はもちろん、中庭や離れ、蔵まで再現されており、中に入って当時の生活様式をじっくり見学することができます。施設内は奈良町に関する情報提供や憩いの場としての役割も担っているので、観光時の立ち寄りスポットとしてもおすすめです。
興福寺から900m
奈良公園
- 紅葉
奈良市街の東側一帯位広がる奈良公園は、地域を代表する見どころが集まっている広大な公園です。敷地内には東大寺や春日大社、興福寺、国立博物館といった有名寺社や文化施設が点在。春日大社の神域である原生林や、樹齢1,000年の松並木、約1,300頭も生息する野生のシカも見られ、古都ならではの自然を満喫しながら散策できます。紅葉や桜の名所でもあり、悠久の時に育まれた四季折々の自然を楽しむことが可能です。
興福寺から977m
平城宮跡
奈良にある平城宮跡は、710年に飛鳥の藤原京から平城京へと都が遷ってきた際、中心となる宮城が建てられていた場所です。現在も発掘調査や整備、研究が行われており、草原に覆われた広大な敷地内には復元された「朱雀門」や「第一次大極殿」、発掘調査で出土した品々が並ぶ資料館も見られます。平城宮の軌跡が分かる「平城宮いざない館」、レストランやカフェがある「天平うまし館」といった観光者向け施設も充実。1998年には「古都奈良の文化財」のひとつとして世界遺産にも登録されました。
興福寺から3,432m
西大寺
奈良市街の西側に位置する西大寺は、称徳天皇の勅願によって765年に創建された寺院です。当時は東大寺と並ぶほど壮大な伽藍を誇り、多数の堂塔が立ち並ぶ「西の大寺」として栄えました。その後、幾度もの火災で衰退や焼失を繰り返し、現在見られる建物は江戸時代中期に建てられたものがほとんどです。毎年春と秋に催される「大茶盛」という行事も有名で、直径30㎝の巨大な茶碗で茶を回し飲みする珍しい茶儀は多くの人でにぎわいます。
興福寺から5,066m