美術専門添乗員 山上やすお氏同行！春からはじめる美術入門　上野国立西洋美術館　日帰り

美術専門添乗員、山上やすお氏と行く楽しく学べる美術ツアー♪※注1
国立西洋美術館で開催の企画展「西洋絵画、どこから見るか？」と常設展の両方を鑑賞
「知識ゼロからの美術鑑賞」で知られる山上氏の解説をお楽しみください
☆彡専門ガイド 「山上やすお」氏プロフィール☆彡

海外添乗員として1年の半分以上は世界各地を飛び回り、中でも美術館などアート関連での添乗に高評価を得ています。NHK 文化センターなどで美術の素晴らしさを伝えるための講座を開催したり、 YouTube「こやぎ先生の美術ちゃんねる」を運営するなど活動は多岐にわたります（チャンネル登録者数約３万人）。 毎日放送『三度の飯よりアレが好き!』にて地上波デビュー。著書に『死ぬまでに観に行きたい世界の有名美術を1冊でめぐる旅』（ダイヤモンド社）他があります。博物館学芸員、話し方・伝え方スペシャリスト資格保有。



企画展「西洋絵画、どこから見るか？-ルネサンスから印象派まで　サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館

国立西洋美術館で2025年3月11日(火)から開催される、

米国のサンディエゴ美術館との共同企画により、同館と国立西洋美術館の所蔵する作品計88点を組み合わせ、

それらの対話を通じてルネサンスから19世紀に至る幅広い西洋美術の魅力とその流れを紹介する展覧会です。





国立西洋美術館 常設展

フランス政府から寄贈返還された松方コレクション（印象派の絵画およびロダンの彫刻を中心とするフランス美術コレクション）を基礎に、

西洋美術に関する作品を広く展示している。モネやルノワール、ゴッホなど、人気の作家も豊富。

今回は特別に、館内で美術専門添乗員山上氏から作品の解説を聞きながら巡ります♪※注２



-主な作品リスト

（1）オーギュスト・ロダン「地獄の門」

1880年、新しく建設される予定のパリの装飾美術館のために入口の門扉の制作を政府から依頼されたロダンは、

ダンテの『神曲』をテーマに、終生この大作の制作に取り組み、彼の多くの独立した作品が《地獄の門》に関連して生み出された。

しかし結局実際には使用されず、ロダンの生前にブロンズに鋳造されることもなかった。1920年代になって漸く鋳造が実現し、

最近の鋳造を含め現在世界に七つのブロンズが存在する。



（2）ヨハネス・フェルメール（に帰属）「聖プラクセディス」

「真珠の耳飾りの少女」に代表されるオランダの画家、の作品と言われる1枚。

現在残された作品が全37作品と少ないため、大変貴重な1枚と言えるかもしれません。

※37作品に「聖プラクセディス」はカウントされておりません。



（3）ペーテル・パウル・ルーベンス「眠る二人の子供」

ルーベンスは17世紀フランドル美術を代表するだけでなく、バロック絵画を最もよく具現した大芸術家です。

あどけない寝顔を見せる子供たちを描いた本作は、画家の兄の子、クララ（右）とフィリップ（左）と考えられます。

やわらかな温かみのある色彩から、ルーベンスの優しいまなざしを感じ取ってみて下さい。



（4）ピエール＝オーギュスト・ルノワール

印象主義からいったん古典的傾向に戻ったのち、1890年代にルノワールは再び新たな方向をとり、

以後、裸婦や肖像を主題に、多彩な色感、柔らかな質感をたたえた作風を発展させて行く。

この《帽子の女》もそのような作例の一つで、さまざまな色彩が白と混じり合って繊細な輝きを放つ。



（5）エドヴァルド・ムンク「雪の中の労働者たち」

ムンクと言えば「叫び」が有名であるが、他にも「マドンナ」「思春期」「生命のダンス」などがあり、

多くの作品を残したことで知られている。

荒々しい筆致で描かれた本作の労働者から、ピュアに絵を描くことと向き合ってきたムンクの心情を

感じてもらえるだろう。



※注２：ご参加人数により、美術館では２グループに分けさせていただき、解説は各４５分ずつとさせていただきます。(１グループ最大２０名）