盛岡城跡公園(岩手公園)
文人たちにも愛された歴史深い都市公園
盛岡城主の居城があったエリアに広がる盛岡城跡公園は、盛岡の中心部に位置する緑豊かな都市公園です。かつては宮沢賢治や石川啄木もよく訪れていたとされており、敷地内には2人の詩碑も見られます。また「不来方(こずかた)城」という名で親しまれている盛岡城の石垣が残っていて、その上からは盛岡の市街地を一望することも可能です。桜の名所としても有名で、特に春には多くの人でにぎわいます。
基本情報
- 住所
- 岩手県盛岡市内丸1-37
- アクセス
- JR盛岡駅から徒歩20分、またはJR盛岡駅から岩手県交通盛岡都心循環バス「でんでんむし」左回りで6分、盛岡城跡公園下車すぐ東北自動車道盛岡ICから国道46号を盛岡市役所方面へ車で5km
- 駐車場
- 有料駐車場あり、収容台数93台(30分150円、8:00~18:00)
アクセス
岩手県盛岡市内丸1-37
周辺のスポット
桜山神社
盛岡城の三の丸跡に社殿を構える桜山神社は、1749年に当時の盛岡藩主南部利視が、盛岡藩の総鎮守として創建した神社です。市街地からも近く、境内の周辺には多くの店や飲食店が並んでいます。1月の裸参りや5月の例大祭など、季節の風物詩として親しまれている伝統行事も多数。本殿の裏に、歴代藩主がお守り岩として大切にしてきた「烏帽子岩」が今も変わらず祀られているのは必見です。
盛岡城跡公園(岩手公園)から138m
もりおか歴史文化館
もりおか歴史文化館は、2011年にオープンした地域のミュージアムです。1階部分では「盛岡の祭り」をテーマに、迫力ある山車やきらびやかな装束をまとったチャグチャグ馬コなどを展示。また2階には盛岡の歴史や古い街並みの様子、盛岡城の再現模型や歴代藩主ゆかりの貴重な資料を常設展示しています。その他にも地域の歴史に触れられる多彩な企画展やテーマ展を随時開催。旬の観光情報を発信するコーナーもあるので、観光の途中に立ち寄るのもおすすめです。
盛岡城跡公園(岩手公園)から143m
岩手銀行赤レンガ館
1911(明治44)年に盛岡銀行本店行舎として建てられた岩手銀行赤レンガ館は、東京駅を設計したことで知られる辰野金吾氏らにより設計された赤レンガ造りの建物です。銀行としては2012年に営業終了しており、2016年からは歴史的建造物として一般に公開されています。外観はもちろん内装も美しく、館内では銀行として営業していた時の貴重な資料の展示を見学しながら、当時のまま再現された空間を楽しむことが可能です。
盛岡城跡公園(岩手公園)から347m
石割桜
現在盛岡地方裁判所の敷地内となる場所にある石割桜は、樹齢360年を超えるとされるエドヒガンザクラです。大きな花崗岩の割れ目から育っているのが特徴で、直径1.35mの見事な桜として盛岡市民に親しまれています。この場所はかつて南部藩主の分家が所有する庭園であったとされており、落雷によってできた巨石の割れ目に桜の種子が入り込み、成長したという伝承も遺されています。自然の力強さを感じる美しい姿は、1923年に国の天然記念物にも指定されました。
盛岡城跡公園(岩手公園)から374m
啄木新婚の家
JR盛岡駅から歩いて行ける距離にある啄木新婚の家は、1905年に石川啄木と妻の堀合節子が新婚生活をスタートさせた家です。当時の様子は啄木の随筆『我が四畳半』にも描かれていますが、父母や妹が同居していたこの家での生活はわずか3週間ほどで行き詰まりすぐに引っ越すことになります。建物はほぼ当時のまま遺されており、屋内に展示された啄木の写真や書などを見学しながら新婚時代の暮らしぶりを想像することができます。
盛岡城跡公園(岩手公園)から1,045m
盛岡八幡宮
市街地から少し離れた八幡山のふもとに佇む盛岡八幡宮。1062年に源頼義が戦勝祈願のため石清水八幡を勧進したことにはじまり、1680年には南部重信が自身の氏神である櫛引八幡を勧進して新たにこの地に建立したという、歴史深い神社です。境内には風格ある本殿や笠森稲荷神社、神宝殿、句碑などが点在しており緑豊かな環境の中で散策が楽しめます。毎年の例大祭で、盛岡山車の巡行や勇壮な南部流鏑馬が奉納されることでも有名です。
盛岡城跡公園(岩手公園)から1,226m
光原社
盛岡市にある光原社は、器や漆器、和紙をはじめとする選りすぐりの小物類を全国から集め、販売しているクラフトショップです。元々は書籍の出版を行っており、宮沢賢治の生前に作られた唯一の童話集『注文の多い料理店』を発刊した会社としても知られています。「光原社」という社名も、かつて創業者と農林学校の先輩、後輩の仲であった賢治が付けたもの。敷地内には木漏れ日の降り注ぐ中庭や喫茶店などもあり、心安らぐ時間を楽しめます。
盛岡城跡公園(岩手公園)から1,279m
北上川
北上川は盛岡市の中心部を貫くように流れている一級河川です。岩手町にある弓弭の泉(ゆはずのいずみ)からはじまり宮城県石巻市の河口に注いでいる川で、全長249mという全国4位の長さを誇ります。北上川流域の地域出身である石川啄木や宮沢賢治などの作品にも登場しており、今でも岩手を代表する河川として近隣住民に親しまれています。
盛岡城跡公園(岩手公園)から1,550m
岩手県立美術館
盛岡市街地からのアクセスが便利な山間部にある岩手県立美術館は、2001年に開館したミュージアムです。近代の画家である萬鐵五郎氏や松本竣介氏、彫刻家の舟越保武氏をはじめ、郷土にゆかりのある美術家の作品を数多く所蔵、展示しているのが特徴。子供も楽しめる参加体験型イベントや講演会、コンサートなども随時開催されており、幅広い世代に親しまれています。
盛岡城跡公園(岩手公園)から2,409m
岩山パークランド
盛岡市街地から東へ車で10分ほどの山間に位置する岩山パークランド。絶叫マシンから小さな子供が遊べる乗り物まで、家族みんなが満足できる小さな遊園地です。観覧車からはパーク内にはもちろん、周辺の山々や盛岡市街の大パノラマを楽しめます。飲食施設や売店も備わり、夏にはナイター営業も行っているので普段と一味違った雰囲気も満喫しながら一日たっぷり遊べます。
盛岡城跡公園(岩手公園)から3,325m